//Facebookより

医師を辞めてから、半年が経過しました。

この半年間は完全に振り切って好きなことをやろうと思い、直感の赴くままに行動していました。楽しい事ばかりと思いきや、好きな事も形になるまで時間がかかるし、社会の誘惑や不安に惑わされる日々でした。

そんな中で、ようやく自分の中の感性のテーマが結実してきた気がします。

「共感覚」という言葉があります。

一つの刺激を受けて、複数の感覚を感じる事です。一般的に先天的な共感覚は、音を聴いて特定の色を感じるといった具体的な体験なのですが、その定義を拡張した「種々の感覚の波長を合わせた、抽象度の高い体験としての共感覚」に興味を持ちました。

EnhanceのRez Infiniteやブルゴーニュで飲むワイン、ストラディバリウスで聴くモーツァルト、カンディンスキーの絵画など、世の中には少ないながらも、一流の感性を複数融合させた素晴らしい共感覚コンテンツが存在しています。昨日行ったKygoのライブもそうでした。

共感覚体験では、いわば“感覚の指揮者”として、その繊細な統合が齎す心地良さが味わえ、その神秘さにすっかり虜になってしまいました。身近な所で共感覚をハックしたいと思い、共感覚ナイトなどのイベントも企画して試してみたりしました。

そんな中で、HololensというMixed Realityデバイスがあったことを思い出し、時間もあったので(笑)、ふと共感覚なコンテンツを自分も作れないかと思って作ってみました。興味を持っているもう一つのテーマである「チル」にフォーカスして、共感覚的な体験を現実と仮想の自然な統合で楽しめるアプリです。浮遊した球を壊すというシンプルな動作から、色や音、エフェクトなど様々な感覚を通して共感覚的な癒しを味わえる作品です。何かアイデアやコメント等ありましたら是非待ってます!

これからもこんな風に共感覚的なものを作っていきたいなと思いました。

そして今後の人生の予定は依然未定です。

医者に戻る予定はなさそうなので(苦笑)、何か面白い話等あればお誘い等待ってます!笑

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