東京を発った。シアトルを経由してサンフランシスコへ向かう飛行機の中だ。

今からUC Berkeleyでの新しい生活が始まる。MBA/MPHというタフなプログラムだ。

海外の長期滞在(>1ヶ月)経験がない僕にとって、2年半もアメリカで過ごすというのはとても大変な戦いである。

もともと、ベイエリアには何度か行った事もあるし、文化や気候はとても好きであった。けれども、いざ大きな環境の変化をするとなると心が引けてしまう所もある。論理的には自分にとって最高の挑戦であるが、感情的に拒否してしまう自分もいる。

振り返ってみると、東京での生活はしんどいものが多かった。

自分のやりたいことや出来る事がないまま、生活が淡々と進んでいく毎日。長期間の梅雨と、高温多湿な夏。ファムファタールに振り回される女性関係などだ。そうしたものに終わりを告げ、新しい場所に踏み出していく8月7日という日は、僕にとって大きな節目の日となるだろう。

MBAやインターンというビジネスへの道が始まったのは去年の12月4日であったが、そこから8カ月経って、色々な物を学び、こうして環境を変えて大きな挑戦ができる所にまで至る事が出来たのは、とても感慨深いものだ。物事は信念を持って本質的なことを信じていれば上手く巡り巡ってくるのだという事を実感できる自分は本当に幸せだと思っている。

次の節目は2025年になるだろう。

xRが盛り上がり、普及すると見られる年。自分自身も34歳となり、体力や経験値的にも最も勝負を掛けるべき年となる。それまでに最愛の人と出会えて、子供もいる事を強く願っている。

大学入学の2010年から、ダブルダッチや医学部、医師としての労働やインターンでの学び、日本での安心安全な生活や、僕の前に現れては去っていった数々の女性たちなど多くの回収するべき経験をしてきた第一章であったと思う。これからはアメリカ、サンフランシスコベイエリアという場所に舞台を変え、人生の第二章が始まる。

May the force be with us.

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