突然だが、昨晩鮮明な夢を見た。夕暮れの山で翼が生えて飛ぶ夢であった。

自分自身が鷹か鷲のような鳥になった感じで、不思議なことにとても身体感覚があった。翼をゆっくりと上下させて飛んでいる感じで、そんなに力を入れずに飛べていた。朝7時半に起きた時には、腕というか翼が疲れている感覚もあった。

飛んでいる最中に数回、縦になって落ちるかもという不安はあったが、そのまま地面には付かずに飛び続けることができた。結構長い間飛んでいたと思う。飛んでいる時は具体的な人は見えなかったが、曲がった道が下にあるのが見え、ショートカットながらもこうして一っ飛び出来、さらに綺麗な夕焼けを見ることができたことに満足していた。終わりは特に着陸することもなく、その夕焼けを見ている状態で覚醒したと思う。

去年はストレスも多く悪夢を見る機会が多かったが、今回の夢はかなり示唆的で直感的にプラスの吉夢であった。翼が生えて綺麗な景色を上から眺めるというのは、まさに僕が辿り着きたい境遇である。人と違う境遇である一方で、自分に関して抽象度高く世界を眺めてきた自負がある。それはまさに下道を眺める鳥の気分であり、キャリアを気づいてこなかったながらも鳥のように上の道を行けば直ぐに追いつけるという勇気を得た。途中で止まりそうになったけれども、再びすぐ飛行に戻ることができたというのも今の状況にとても共感することがあった。

ハワイに来てからこうした良い意味での無意識からの問いかけを本当によく感じる(気づく)様になった。久々にこの人と話したいなと思って寝たらその人から連絡が来たり、街中でBerkeleyの卒業生から2人偶然話しかけられたり。ハワイの出雲大社の分社では石の力を感じ、偶然七夕であったり。そうした論理を超えた世の中の問いかけの様なものは本土にいるときは殆ど気づかなかった。ハワイの雰囲気にリラックスして、そうした部分に注目する余裕ができたのかもしれないし、ハワイの持つ「マナ」という気のおかげかもしれない。

ただ実際は、起きてみて良いニュースの様なものもなく、今日も直感が繋がる感じとは程遠く厳しい一日が過ぎゆくばかりであった。こうしてシステムに反して自分の中の声を大切にする生き方は想像以上に厳しいものである。こうしている間も周りはどんどん先に進んでいる。そんな中でも諦めずに粘ってみようと思えるのは、こうした無意識の問いかけが支えてくれているからかもしれない。

深い意味での直感や囁きが消えない間は、目を開けて物事を真っ直ぐ見つめて、自分の心に正直に生きていきたいと思う。不思議な夢だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です