久しぶりの更新になってしまった。

色々文章は書いていたのだが、何故か完成させる事が出来ないでいた。けれども漸く流れは変わってきた感じはしている。1月の中旬からJOMDDでインターンを始めた。勿論医療の硬さはあるが、インキュベーターという未来を見れる仕事、そこで働く人たちの人柄などに惹かれて楽しく働けている。It feels rightしていると感じる。

ただ、僕にとって「感性」というものは途轍もなく大きな意味を秘めている。というかWhat matters most to meなのだ。それが決定的に欠けているという所もあるので、上手くバランスをとりながら続けていきたいと思っている。

僕は演繹的な思考法を好むので、答えから見えるという節がある。医者を辞めてからのこの1年の経験で、何となくだが、答えが纏まってきた感じはする。

やはり僕は感性に根ざした新しいプロダクトや空間、コンセプトを作りたいという想いがとても強い。けれども、デザインやアートだけに振り切るのではなく、ビジネスやテクノロジーを用いて物事を神秘的かつダイナミックに動かしていきたいという気持ちが強いのだ。

振り返ってみると、医師として働く中で人間について学べると思ったが、そこで学んだのはあくまで医学であり、感性的な部分からは隔絶されていた。デザインスクールに通い、共感覚に惹かれ、ブルゴーニュやエジプトに旅をしたのは、感性を鍛えるためであった。MBA、特にアントレに強い自由なUSの学校を目指したのは、ビジネス、テクノロジーの側面に注目したからだ。JOMDDでは実学を通して、ビジネス、テクノロジー、そして医学の融合を学ぶ事が出来た。Enhanceとは残念ながら現時点では深く関わる事が出来なかったが、なんとか今までばら撒いてきた点が繋がってくるような感覚を持っている。一昨日Haasのインタビューの連絡が来て、ギリギリながら道は繋がっていくかもしれないという安心感を持っている。

それでも道無き道を選ぶのはとてもしんどい事であり、特にエリートの道を歩んできたが故に、論理的な順序で導く解い囚われてしまうということもある。

このまま精神が磨り減りながらも前に進んでいきたいものである。

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