家族3人で2週間程度カリフォルニア旅行に行ってきた。大学院の5年Reunionがあったというのもあり、ついでにLAやサンディエゴ、シアトルにも足を伸ばしてきた。妻がアメリカ本土は初めてというのもあり、もしかしたら今後住むかもしれないこともあり、無理して現地視察も兼ねて行ってきた感じだ。

かなり疲れたが行ってよかったと思う。改めてアメリカを離れてから3年半の変化が見れたし、色々な刺激をもらえた。2022年の11月に日本に帰ってきてから、まだ3年半しか経っていないとも言えるし、3年半も経ってしまったとも言える。自分の中で色々なものが変わったし、多くのことを経験した。そんな中でのカリフォルニア旅行は一つ大きな区切りになった。

この半年は結構この旅行に割くマインドも大きかった。妻が不安で行きたくないという話もあったり、実際1歳半を向こうに連れて行って大丈夫なのかという話もあった。第二子懐妊みたいなこともあったり、直前で風邪をひいて全部キャンセルになる可能性も少なからずあった。

こうした懸念がありつつも半強引に実行してよかったと思っている。僕の人生にとって必要な2週間であったのだ。

気づいたら自分も35歳を迎えようとしている。家庭を持ち、子供もおり、以前のように身軽に動くことは難しくなった。「起業したい」と言い続けていながら何も行動できていない自分を正当化できる年齢でもなくなってきた。30歳になった時にはUnityにてXRの未来を信じ、米国PMとして明るい未来を見ていた5年前から一転して、日本で現実と向き合う日々。こうした大きな人生の流れを感じるためにも旅に出たのだ。カリフォルニアで感じた乾いた明るい空気は今でも忘れない。直感的にもこの場所が好きだと感じており、長い人生の中でもっと多くの時間を過ごしたいと心から思っている。

3年半の日々というものは僕がアメリカにいた時間とほぼ同じである。その時はコロナが直撃し、殆ど外に出て交流などすることができなかったが、自分なりに色々行動し、ボロボロになってなんとか卒業し、職を得た時期だった。かなり苦しいものだったと振り返ってみて思う。日本に帰ってきたからは、待遇としては全くもって満足できるものではないが、生活としては良くも悪くも安定、着実な経験をした3年間であったと思う。

今回の旅を通して、改めて35歳になるにあたって、自分の城を持つこと、社会にとって価値を出せるようになること、を強く意識し始めた。今までは、起業するために重要なことを学んでおく、いや起業が失敗しないように学んでおく、というマインドが強く、一歩を踏み出せていなかった。逃げていた、言い訳をしていたんだと思う。まあ確かに、今までは結構アーティスト的な考え方をしており、XRのスタートアップみたいに自分がやりたいことを貫きすぎて、社会に受け入れられず、ビジネスとして成立しなかったり、みたいなことはあるので、こういうことを避けられたという側面はある。ただ、どうしても全て準備して起業、というのはできないと直感してはいる。今回の旅も、実際に飛行機のチケットを取ってアメリカに来るのが重要なのであって、来たら来たでそれは大変なのだけれど、それを全て予期して動くことは難しい。その場その場で対処しながら進んでいかなければならないのだ。もちろん致命的なミスを犯すこともあるだろう。それは避けるべきだと思う。ただ、踏み出さなければ何も起こらないのだ。

僕はあまりにも事前準備に時間をかけすぎた気がする。それにより、準備しかできない人間になりつつある。

今僕は「一歩を踏み出すことができる人間である」という証明をしたいという想いが強い。社長室、経営企画の仕事など、他人の事業を横から見てアドバイスをする仕事は勉強になる一方、自分で一歩を踏み出していない。かといって子会社社長のような株を持たずに一城の主人になるのも直感的にしっくりこない。とすると自分でやるしかないのだ。本当は35歳になる前に踏み出すべきだったと思ってはいるが、ここまで引き延ばしてしまった。35歳になったらまた日記を書くと思うが、僕にとってここ5年で最も大きな変化、特に精神的な変化である。この歳をどう過ごすかは、今後の人生にとっても最も重要になってくるだろう。致命的な失敗はするべきではないが、言い訳や逃げ道を作らずに、正面から挑戦してみる1年にしたいと思っている。そうした覚悟を定める上で、今回の旅行は無事に乗り越えることができて本当に良かったと思っている。

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