ここ1週間、不確実性の中流れも悪く、失敗も続いたことからバーンアウトしてしまっていた。振り返れば、6月にインターンが決まって以来、ずっと休みなくここまで来ていた。夏休みもギリギリ最後まで働いたし、秋学期もDual degreeの中並行してインターンを継続していた。そして、冬休みもMSで働いていたせいで、しっかりとした休みを取ることが出来ず、そのツケが一気に回ってきた感じがあった。
先週はひどかった。運転練習で友人のTeslaを傷つけるし、その免許試験は落ちる。そして、MEngのLeadership試験の再試験も4hrかかった。そんな時にBioengineeringのクラスのプレゼンでチームメンバーはサボるし、プレゼンもやり直しになる。Networkingなども開ける気配がなく、インタビューもできる自信も無くなっていた。そんなことが疲れている時に一気に降りかかると人は容易に病むのだ。
なので、ここ数日は殆ど何もせずに意図して休んでいる。そんな中でも自分の本当に進むべき道を見失っていたことに気づいた。前も書いたかもしれないが、このMBA生活を通してテックPM(特にAR)という目指す道がある程度早い段階で見つかったことは良かった。一方で、この2年間はある種、僕にとって「ヘルスケアとの決別」を意味するものでもあったと思っている。こうしてAkiliのような一流のデジタルヘルス企業と働けたり、MPHの仲間も出来たりしたが、やはり僕は「医療に全く興味がない」ということに気づいた。
どうしても病気の克服に興味がないし、弱者へのヘルプよりも創造的な人間の可能性の拡張に興味があるのだ。これはずっと言っているが、周りのアドバイスはどうしても「過去のキャリアを活かせる道としてヘルステックが良いと思う」といったものが多く、論理的にも考えるとそうだよなとふと考えたりすることがあって、なかなか吹っ切れずにいた。
けれども、このブログを読み返したり、自分が本当に興味があることを考えると、「感覚の拡張」であり、それはAR/VR領域にあるのだと強く感じた。もちろんPickyになっては「論理的には」仕事を得るのは難しくなるだろう。ましてやUSでバックグラウンドも特殊な身としては、向こうみずな目標ではあるのかもしれない。けれども、自分の中の心に素直になり、機会を待ち、出来ることをするのが、長期的に見て一番幸せに近道なのかなと感じた。
医学部の時に、ある程度自分に力がついてからやりたいことを見つける/やるべき、という意見をよく聞いたが、そんなことで本当に自分の天命を見つけている人はいなかった。それなので、今はまだ転んだりしても貪欲に追い求め続ければ、いつかきっとチャンスが降りてくると信じて、休みながらも、前に進んでいこうと思っている。