近況であるが、正直に言って流れは悪い。色々やりたいことにしても、キャリアにしても、恋愛にしても、投資にしても全て裏目に出ているか、停滞状態である。

そんな中でもぼんやりとはビジョン(抽象の部分)では自分の進むべき道は見えてきた。具体の部分でそれがついてくる気配がないのがしんどい。

2018/10/10 15:30 @Starbucks新宿マインズタワー店にて

やりたいこと/漠然と考えていることについてのビジョンが繋がったので、それを記しておこうと思う。

元々人の体に関しては興味があった。どうして体調は悪くなるのかや、なぜ暑いと感じるのかなど、自分ベースの好奇心があった。そのため医学部に進んだが、困っている患者を治したいという気は全くなく、2年間の研修でドロップアウトした。

一方で片頭痛を持っていたからなのか、感覚が鋭敏になることが多かった。光の当たり方やフォント、色、音や香りまであらゆる感覚が人より鋭敏であった。そんなかで、感覚を飛び越える共感覚という概念に出会い、すぐに惹きつけられた。バリ島でMMをキメたり、アートに興味を持ったりと色々と自分なりに理解をしようとした。

また、僕自身脳を非常に高速回転させるため、体力がなく、チルという頭と体を休める時間をとることにも取り憑かれていた。例えば、ホテルのバーに行ってぼーっとしたり、夕方の人の少ない道を散歩して抽象的なことを考えたりすることだ。

この3つの頭の中での繋げ方がわからずにいた。

医学とチルに関しては、Stanfordのエッセイに書いたように、家の中での予防によって、病院という場所を避ける医療に興味があった。そして、チルと共感覚については、かがみとチルビジネスの案を吟味しているうちに、一流の感覚的な刺激による抽象性の上昇という部分で、交差点を見つけた。最後に医学と共感覚の繋がりであったが、そこの最後のパズルのピースがうまくハマった。

見えたビジョンとしては

「医療の世界の色を灰色からカラフルにする。」

端的に言えば、無機質から創造的にだ。けれども言葉よりもイメージ、色で感じた。

そのためには、やはり病院外の医療行為、予防行為から入るのが妥当であるというのは変わらなかった。けれどもそれが今なぜできていないかということに気がついた。単純に人は論理だけでは動かないのである。

ワインと一緒でどんなに良いものであっても、その周りのセッティングがないと人は感動しないし、ファンにはならない。今の予防は、安く簡単に色々測れる!と言っていても人々は一回限りで終わってしまうのである。

そこで、「共感覚」という概念の登場である。

他の感覚をハックすることで、人々に自分の体調管理させるように仕向けることができる。なぜなら、元々自分の体調を知り、管理するということは、自己の本質的な行為であり、万人がやりたい&知りたいと深くで思っていることであるからだ。結局、今は「病気を治す」という旧来の医療の概念の延長線上で捉えているために、UI/UXが無機質で誰も真剣に向き合わないのである。

そこで、共感覚の知見を入れることで、感性に訴えかける予防医療のUI/UXを生み出し、人々のヘルスケアに対する向き合い方を変えることができる。その先に治療や保険などへの応用があり、レインボーな創造的な世界に変えることができると確信した。

そのためにはまずStanfordへ行く。そしてGSBに受かったら、それまでの間、Enhanceでインターンをする。2020年末までに、先手を打っていた投資資金で余裕ができるはず。それを元に、ベイエリアでの経験を利用して、起業する。そのプロダクトや仕組みを、日本が危機に瀕したら逆輸入して、そこでさらに作った仕組みで世界を変える。

とはまあ大戦略は見えたのだが、具体的な道筋がGSBに受かることにのしかかり過ぎているのと、他のバックアッププランが未だに見えないのがしんどいところ。

何も考えずに生きていけるのはある意味で羨ましい。ここ1ヶ月が勝負。

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