気がついたら夏が終わっていた。色々あって前回から全く更新出来ずにいた。忙しかったとも言えるが、どちらかというと脳内リソースが具体的物事に捉われていたせいで、抽象的に文章をまとめる余裕が無かったと言える。
コンシューマーゲノムと3Dモバイルスキャナーの会社でProductのインターンをさせてもらえることになり、紆余曲折ありながらも多くのことを学ぶことが出来た。具体的な仮説を立てることの重要性や戦略と戦術の違い、英語で働く大変さを実感する事が出来、僕としては今後PMとして働く上で大きな経験ができたと思っている。そして、最後の最後でAkiliというゲームで精神疾患を治療するスタートアップのマーケットリサーチのジョブが舞い込んできて、繋がりを作れ、彼らの考えている片鱗を見れたのは、やはり諦めずに前に進んでいることへのギフトなのだと思った。
一方で生活スタイルはズタズタで、7月末に住んでいた場所を追い出された後、パロアルトのAirbnbに滞在したが、数日で壁がめちゃくちゃ薄く声が聞こえることが発覚、ホストと揉めて1週間で居を変えざるを得ないこととなった。その後はホテルにて1週間滞在していたが、椅子や机の質、広さなどやはり住居に向くものではない。尚更コロナによりどこにも行けないという状況下では、小さい部屋に閉じ込められるのは致命的であった。その後、Berkeleyの友人のサブレットした住居にいるが、ここもまた日光が入らず、WildfireによるPM2.5により、日中は外に全く出れなくなってしまった。
やはり衣食住(衣服はあれだが)は人の生活の基盤となる。僕の場合体の感覚や感性を重視していることもあり、体が不快な状況であるとどうしても集中力が劣り、想像力やリスクも取れなくなってくる。僕はずっと1箇所に入られない人間であることは自負しているが、ここまで次から次へと環境が変わると相当精神的に来る。何かを変えることは何かを捨てることでありとても疲れるのだ。9/8からサンディエゴ、9/20からハワイ、11/25に日本に一時帰国して、1/15くらいに再びベイエリアに戻ってこようと思っている。
卒後はこっちでB2CのPMとして数年しっかりとした経験を積む、という30代前半の目標があるので、それにオールインして再び今年は頑張ろうと思っている。リクルートメントは本当にしんどく、努力が報われないことが多い。けれども、自分の意思を持って前に進んでいくことは自分のスタイルとして身についてしまっており、本当に折れてしまう直前まではやり抜こうと思っている。
そして、今回の帰国後は2年はこっちにいようと思っており、最後に日本の贅沢な環境と友人達に顔を合わせておきたいと思っている。その先は自分でプロダクトを作って世界に打って出て挑戦したいと思っているが、どうなるかは本当に未知である。
こういう波乱万丈な経験も今しかできないと思っている。家庭を持ったり、年齢が挙がれば、社会的、体力的にも負荷をかけづらくなってくる。意思と希望を失わない様に前向きに生きる。次はハワイからか。