僕はそもそも大学とか塾とかで、「必要だから学ばなければいけない」という状態が嫌いです。
それが好奇心から来るもので、自発的に学ぶなら良いのですが、大学に入ると急に、必修とか単位とか訳のわからない概念が出てきます。物事が細分化したが故の欠点だと思います。
そんな訳で、MBA教育も実はあまり好きではありません笑
ファイナンスとか、マーケティングとか学問にわざわざする物でもないでしょうとか思っちゃいます。尚更それを強制されて、テストとか。。確かに社会を生きる上で役に立つのかもしれないですが、その原点となる好奇心とか自由みたいなものが破壊されてしまうので、本末転倒です。
唯一Stanfordだけは、その個人の自由、やりたい事に重きを置いており、柔軟性や多様性があると思いました。イノベーションの源は正直これに尽きると思います。大学側が出しゃばるんじゃなくて、個人をサポートする。
ただ、東の大学(H大学とかW大学とか)になるとやたらエリート意識強くなるんですよねー
という訳で、全部無視してStanfordのみ受けました。似たような校風だと、西海岸のUCB HaasとかUCLA Andersonとかもあるんですけど、UCBは陰な雰囲気を感じたのと、UCLAはMBAが少し閉鎖的な感じがしたので、めんどくさくなって一校受験にしましたw
Stanford GSBの受験にあたっては、次の物を提出しないといけません
- エッセイ(A. What matters most to you, and why? 750words B. Why Stanford? 400words)
- レジュメ
- 推薦状2通
- GMAT/GRE
- TOEFL/IELTS
- ショートエッセイ(form内にある1200字以内のやつ)
普通に考えたらどれも重要なんですが、僕は1が明らかに重要だと思ったんですね。(落ちたので参考にしないで下さいw)
エッセイがやっぱりその人の生きてきた過程、思考が分かるし、何より面白いw
僕の尊敬する人に、Yasunori Kanekoという人がいるんですが、その人は僕と同じX大学医学部を出て内科に入局したのですが、合わなくて半年で辞めてしまった笑 そして、外国に行きたいなと思ったらしいのですが、特にすることもなく映画を見てフラフラしていた。そこで偶然麻雀かなんかで出会った人に、Stanford MBAのことを聞いて、アプライして受かったと言うとんでもない人です。(40年くらい前だけど)当時と今とは違うけれど、GMATは495点だったらしく、英語も全然話せなかったらしい。笑
けど、MBAを出た後、成長途中のジェネンテックに入社して、どんどん道を切り開いて、数少ない日本人でシリコンバレーで活躍するVCとしてベイエリアに暮らしている。
こういう予期していないキャリアの転換、繋がりと言うものの可能性の素晴らしさと、それを認めるStanfordの凄さに惹かれていました。(Stanford GSBに最も貢献したNikeのPhil Knightも大学からMBAストレートインで、その後きちんとした就職もせず旅に出ると言う破天荒ぶりだしw)
こうした直感的な可能性をどこで見るかって、やっぱりエッセイしかないのかなとも思うんですよね。その人間の想いや強さ、みたいなものを。
と言う訳で、僕はエッセイに9ヶ月費やしました笑
まあGMATとかIELTSとかも足切りとしては意味あると思うので、それなりにはやったのですが苦笑
ちょっとまた個別のことは次回にでも書いて行こうかなと思います。