昨日の深海の底の様な鬱々しい気分から一転して、今後に関しての閃きというか直感的に納得できる選択肢が降ってきた。

来年頭からインターンをする。しかも2社並行でだ。EnhanceとJOMDDでのデュアルインターンである。

Enhanceは共感覚をテーマとしたゲームを主に作っている。RezやTetris Effectなどのコンテンツは感性に問いかける素晴らしいコンテンツである。

JOMDDは日本の医療イノベーションを世界へ、をテーマに掲げて最新のテクノロジーを事業化することや、世界展開を司るとても魅力的なベンチャーである。

この二つを同時で走らせる事が僕のスタイルに向いているのではないか、と強く思った。

何故なら、この二つは遠く離れている様に見えて、相補的に欠けているところを埋め合わせ、僕の求める世界観に一致した物をもたらしてくれると思ったからだ。

具体的には

Enhanceでは、その共感覚という世界観、綺麗なデザイン、xRなどの最新テクノロジーが学べる。一方で、コンテンツとしてはあくまでゲームであり、共感覚という素晴らしい着眼点をもう少し人々の生活にダイレクトに生かしたいとも思っていた。

JOMDDでは、ヘルステックにフォーカスして、抽象度の高い戦略という部分で関わることができる。Dr.池野やStanford出身の石倉さんなど人も魅力的で素晴らしい。一方で、どうしても医療特有の固さ(もちろん病院よりは遥かにマシ)があり、カラフルな色使いや音楽といった感性を刺激する要素は少ないことを懸念していた。(実は半年前にインターンを検討して面接したが、しっくりこなくてスルーしてしまっていた。)

これらを抱き合わせれば、お互いの良いとこどりが出来ると直感的に理解した。というかこの選択肢が突然降ってきた。Enhanceは弟経由で繋がり、JOMDDに関しては与田くんと話していてふと石倉さんに連絡してみようと思った。これはどう考えても論理では導けない選択肢であって、上手く乗れれば確実にビッグウェーブになるという確信を久しぶりに得た。

Stanfordに落ちてから色んな流れが上手くいかず悶々としていたが、再び波を掴めるかもしれない。

流れというのが出てくるのを待つのは辛いもんだ。しかし待たねばならんときには、待たねばならん。そのあいだは死んだつもりでおればいいんだ

ー村上春樹 ねじまき鳥クロニクルより:本田さん

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