あれから色々なことが変わった。もしかしたら次に文章を認めるのはSummerが明けてになるかもしれない。これからInternshipという、ある種望んでいたが一方では不安を感じる道へと進んでいくこととなる。
コンシューマーゲノムのスタートアップからオファーが来て、そこで働くこととなった。無給インターンであるが、ゲノムというヘルスケアの中でもテクノロジーの要素が強く、コンシューマーヘルスに近い分野である為、良い機会だと思った。実際にやることは既存+ポテンシャルのカスタマーへのインタビューを通してのニーズの見極めであり、将来起業するに当たって役立つスキルになると感じている。また、Product Managementもやりたいと伝えたら、今の既存のプロダクトの改善を通したA/B testなどをやらせてくれるとのことで、とても良い関係で良い機会の元働くことが出来そうだと一つ安心した。
また一方で、スマートフォンで3Dスキャンのデジタルアプリを作っている会社の3D Product Manager Internの機会も同時に入ってきた。こちらは完全にUSの会社であり、既存プロダクトのアップセルとして、新しい機能やユースケースを探り、作り出す仕事である。僕のパッションはxRにかなり強くあり、3Dスキャンはその分野の技術や何が可能で何が可能でないかを理解する大きな一方になると思っている。またプロダクトマネージャーとして責任を持てるのもとても魅力的である。そしてこちらは有給だが、週に20時間までという機会である。まだオファーは来ていないが、CEOと話した際に今のところベストフィットだねと言われ、僕自身もかなり It feels rightしている感覚がある。そして、上記のコンシューマーゲノムともダブルで出来る貴重な機会であり、とてもワクワクしている。
前回書いていたMESONのCEOとも、MRを初めとして、メタバース、ブロックチェーンなどを踏まえたかなり密度の濃い話す時間が出来た。僕の最終目標はMRを用いて生活を感性豊かにするということにあるんだなと再認識したし、リモートながら関われるプロジェクトがあれば何か関わらせてもらうということになった。少なくとも繋がりが出来たことはとても素晴らしいことだった。
このように3つの機会が、ギリギリのタイミングで舞い込んできた。どういうわけか全てスタートアップで、CEOと話す機会があり、物事が進んだ。振り返ってみればJOMDDの際もCEOと話すことで一気に働く機会が進んだ。僕は抽象的に考えることが多いからか、またある種リープが多いせいか、そういった異質なものを認めてくれる人が必要なのかもしれない。ここへ来て思ったが、やはりビッグテックといえども大企業はCEOとの距離が遠く、自分の強みや考えを活かすことが出来ないのだなと再認識した。
物事とは不思議なもので、何かを得れば何かを失う。Berkeleyで一緒に住んでいた子が出ていくことになった。彼女とは1年前のJapan Trekの際に出会い、去年の8月から一緒にシェアハウスすることになった。最初の方はお互い忙しく関わる機会もなかったが、Springに入り、またコロナの自粛も相まって、一緒に料理をしたり酒を飲んだりJOJOを見たりと深い関係になっていた。そうした彼女が今月末で別の所に引っ越すという。余りにも急で正直な話、心の整理が追いつかない部分はあるが、なるべくしてなった出来事な感覚がある。もちろん出て行って欲しくはないが、インターンの機会という「入ってくる物」が急激に流入してきた事に対する「出て行くもの」なのだろう。別に僕らの関係が悪くなったとかそういうことはない。しかも丁度インターンが決まる直前に出ていくことを伝えられたのだ。物事の流れやバランスと言うものはここまで調整される物なのかと驚嘆せざるを得なかった。
ということで先週から動き始めた流れは、来週再び大きくなり、7月頭にかけて急速に僕というものを変えてしまうだろう。そういえばもう2020年も後半に入るのか。あまりにも重苦しく、停滞していた前半期だった。インターンといえども、リアルな社会に戻っていくことは僕にとってかなり大変な作業であろう。今まであまりにも抽象かつ幻想の世界にいたのだから。
導かれるままに生きる。