日々、次はどうなるのだろうかという思いと、これがやるべきだという事もなく苦しんでいる。
オプラ・ウィンフリーの、「これがすべきだということがない時は、それがわかるまで静かにずっと待ちなさい」という2008年Stanford UniversityのCommencement Speechが心に刺さる。
そんな中でも、涼しくなってきた気候の中、ランニングなどをしていると自分のビジョンは明確になってきたように感じてホッとする。
医療を灰色からレインボーにすると書いたが、もう少し抽象度を上げると、
“人々に健康で感性豊かな生活を”
となるのではないかと思った。
「健康で」というのはもちろんヘルスケアで、主には予防医療などを主体としたヘルステックで実現したいと思っている。
「感性豊かな」というのは、共感覚や、一流の感覚的な刺激になるのだと思う。昨日は暇だったので、一人でふらりと新宿の伊勢丹に行ってきた。Diorの深紅の口紅「DIORROUGE」をみて、将来はこのような美しく、人を惹き付けるようなブランドを作りたいと強く思った。
これらを実現できる道は想像以上に限られている。ヘルスケアデバイスを作ることが僕にとっての第一歩だと思っているが、そのためにはビジネス(スタートアップ)やヘルステック (生体工学)の知識がまだ足りない。かつデザインへの理解が深い場所(特に海外)で勝負したいと考えている。
GSBへ行って、Biodesign/d.schoolで修行し、ヘルステック Startupでのインターンで経験を積んで起業、という道が強く見え過ぎてしまったが故に、それに囚われ過ぎている自分がいるのも認識している。けれども直感があまりにも強くこれだと言っているため、他の道に動けないのだ。
あと1ヶ月、どうなるかわからないが、ここまできたら祈るしかない。
僕は受かると信じている。