僕は実は高2の頃から投資には馴染みがありました。
丁度その頃にリーマンショックが起きて、1日で日経平均が1000円下がるのが連発したりと、狂乱的な相場だったことを面白いなと思った記憶があります。明らかに急激な変化だったので、これはバランスで考えたらリバるだろうと思って、祖父にsonyの株を買ってもらったのが始まりだった気がします。その時はラッキーなことに、相場は戻って短期で100万儲かったことを覚えています。
そして、大学2年くらいから自己資金で投資を始めるのですが、7年くらいやってくると、大体どんなところをみて投資するのが自分のスタイルなのかがわかって来ます。
僕の場合は明らかに“ビジョン”を見ています。
BSとかPL、PER等の業績、マクロ経済の状況とかも重要なのですが、それ以上に会社のしっかりとしたビジョン、哲学、そしてセンスを主に見て投資を決めます。なので、凄く直感的で、ギャンブル的に見えるかもしれません。
どうしてこういう方針なのかというと、自分でもうまく説明できませんが、やっぱりビジョンこそが1番の根幹であって、ブレにくいものだからなんだと思います。以前書いた、自分の思考法の抽象から具体への演繹性ということもあるとは思いますが、やっぱり一番本質的なところを明確にして、具体である戦術にはバラエティーと斬新さを用いる企業は非常に魅力的だし、最も成功する確率が高い、と思っています。
僕の現在のポートフォリオは
- Tesla 62%
- Amazon 12%
- ZOZO 11%
- Staar Surgical 10%
- gumi 5%
という感じなのですが、基本的には全部一貫した投資方針です。
競争を避けている、というのも大きな要因かもしれません。
TeslaはなんだかんだEVでチャージャーまで整備している、スポーツカーから大衆車まで新しく作っている企業はないし、ZOZOもファッションテックであそこまでやっているところもない。Staarは眼内レンズのシェアではほぼ寡占状態。gumiも今は調子悪いですが、日本でxRにあそこまで力を入れているところはないと思うので、投資を継続しているわけです。
この自分の投資方法は、正直今の進化の早い世の中において急速に成長するグロース株を見抜くに当たっては最適の方法だと思っています。欠点としては、ボラティリティが高いことと、直感的な方法なので論理的に説得しづらいということです。短期で見たらどれもツッコミどころ満載な株ばかりです笑
けれども、やっぱり俯瞰的で高い視座から物事を考えて、事業をしている会社にリスクをとってサポートするべきだ、という自分の哲学があり、こういう方法を選んでしまうのだと思います。そしてそういうビジョンは、実現には壁が立ちはだかって、時間がかかります。
幸いなことに、テンバガー(10倍株)を何度か引けていて、実はそのことも医師をやめるというリスクを犯せるようになった原因の一つでもあります。なかなか形にしづらく、時間がかかり、社会と折り合いをつけづらい「抽象性」ですが、自分なりに投資を通じて20代のうちは繋げていたわけです。
個別の銘柄について(例えばZOZOとか)は、追々書いて行こうと思います。
P.S.
こういう投資の仕方って、まさにオプション取引に向いてるんじゃないかなーとか思い始めてきました。良い具合に下へのリスクを軽減できる。というわけで海外の証券会社を開いて海外株のオプションとかを試してみたいとか、思いました。